膀胱炎では、尿意を頻回に感じる、排尿しても尿を出し切っていないような残尿感がある、排尿時に痛みがある、尿が赤いといった症状を認めます。特に女性はなりやすいです。
膀胱炎は、細菌が膀胱内に感染して炎症を起こすと考えられています。
よって、水分を多く摂って尿を出すだけでも、膀胱内の細菌を洗い流して良くなることがあります。
病院での治療としては、膀胱内の細菌をターゲットとして抗生剤を3-5日間内服します。
内服した翌日から症状が良くなってくることが多いです。
中医学では、尿が少なく濃い、排尿時に不快感·灼熱感、口喝という症状は、膀胱の湿熱証によると考えます。これに対して“猪苓湯(ちょれいとう)”という漢方薬は、熱を鎮めて炎症を抑え、水をめぐらせることで尿の出をよくして症状を改善します。
臍から指4本下がったところにある「関元」というツボ(丹田とも言われます)にお灸をすると膀胱炎に効果があります。セルフ灸をするのもいいでしょう。
参考サイト:https://www.sueru.kyoto/items/54476379
メディカルハーブでは、クランベリーが伝統的に膀胱炎の予防に効果的とされており、その有効性がいくつかの研究でも示されました。
膀胱炎は、疲れている時になりやすいという印象があります。膀胱炎になったら、少し手を休めて、生活を見直してみる機会にしてください。
膀胱炎は悪化すると、膀胱から腎臓に炎症が広がり、腎盂腎炎になることがあります。腎臓は腰の辺りに左右1個ずつある臓器です。腎盂腎炎になると、悪寒、発熱、腰痛、食欲不振、嘔気嘔吐などの症状を認めることがあります。そのような場合は速やかに医療機関を受診してください。
このように当院では、一般的な薬の他にも、セルフケア、漢方薬、ハーブなどを用いた予防·治療のご提案もできますので、ご相談ください。
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