内科 感染症科 応急処置・予防 予防接種

A型肝炎 Hepatitis A

汚染された飲食物の摂取により経口感染するウイルス性肝炎で、アジア、中近東、アフリカ、南米などで広く発生がみられます。また性交渉で感染することもあります。

(厚生労働省検疫所のホームページより)

臨床症状

潜伏期は2~6週間であり、発熱、倦怠感などに続いてが肝酵素が上昇します。食思不振、嘔吐などの消化器症状と、黄疸、肝腫大、濃色尿などを認めることがあります。まれに劇症化して死亡する例を除き、1~2カ月の経過の後に回復します。慢性化せず、予後は良好です。

予防

衛生状態の悪いところでは、生水、氷、生肉、生野菜などにウイルスが付着している可能性があります。ミネラルウォーターや一度沸騰させた水、加熱調理してあるものを選ぶようにするとよいです。また、ワクチンにより予防ができます。

ワクチンが推奨される方

日本では、若い世代でA型肝炎の抗体保有率が低いといわれています。

ワクチンと接種方式

一般的には、A型肝炎の不活化ワクチンを、0、1か月、6か月の3回接種して基礎免疫が完了します。

この結果、約10年間免疫が保たれます。なお、3回目の接種が2回目のあと1~2年後になっても、最初からやり直す必要はありません。その後は、免疫を持続させるために、5~10年ごとに1回の追加接種を受けるとよいでしょう。