感染症科 婦人科系の不調

性器ヘルペス

性器ヘルペスはよくある疾患ですが、診断を受けていないことが多いです。飲み薬による治療や予防ができるのでご相談ください。

病態
・性器ヘルペスは、単純ヘルペスウィルス1型または2型の感染により、性器に水疱や浅い潰瘍をつくる疾患です。性器ヘルペスのほとんどが2型によりますが1型も増えています。1型は主に口唇ヘルペスの原因となります。
・発症には単純ヘルペスウィルスの初発(初めて症状がでる)と、潜伏していた単純ヘルペスウィルスの再発があり、一般的には初発の方が症状が強いです。
・再発が多く、性器ヘルペスの6~7割は再発例です。

症状
・初発:女性では外陰部から膣の入口にかけて、浅い潰瘍または水疱が多発し、男性は亀頭や陰茎体部にみられます。強い痛み、かゆみがあります。発熱、頭痛、筋肉痛を伴うこともあります。
・再発:性器またはおしりや太ももに小さい潰瘍または水疱を数個形成し軽症です。

治療
抗ウィルス薬の内服を行います。初発の場合は、早期に治療を行うことにより潜在感染ウィルス量を減らして再発回数を減らせる可能性があるため、しっかりと治療します。
・初感染:処方例)バラシクロビル 1回500mg 1日2回内服 7-10日間
・再発: 処方例)ファムシクロビル 1回250㎎ 1日3回内服 3日間

再発する要因として、疲労、外的刺激などが考えられていますが、よくわかっていません。
何か解決できる要因はないか(食事、生活、衣類など)、お話を聞いて一緒に考えてみたいと思います。
年6回以上再発を繰り返す方は、バラシクロビル 1回500mg 1日1回を毎日内服して発症を予防するという選択肢もあります。

お気軽にご相談ください。

渡嘉敷島の朝、犬の散歩のときの風景