五月病とは何か、正式な病名ではないのでわたしも詳しくはわかりませんが、
最近、やる気がでない、どうでもいい気分になる、しんどいと言われる方が少し増えたように思います。
当院ではそのような場合、まずはお話を聞いて、診察、必要に応じて血液検査などを行い、倦怠感、抑うつをきたすことのある貧血、甲状腺機能低下症、肝機能障害といった体の器質的な異常がないかを確認することが多いです。あればそれを治療する必要があります。一方、器質的な異常がない場合は、身体のバランスの乱れやストレスなどの精神的な負荷の影響などを考えることもあります。
今の生活(仕事、学校、食事、運動、睡眠、排泄など)をお聞きして、ここはこうしたらいいかなと言ったお話をしたり、ご希望があれば漢方薬を処方したりすることもあります。しかし、当院は心療内科・精神科の専門医ではないため、症状によって、早めに専門医の診察が必要と考えれた場合は、ご相談の上で適切な医療機関にご紹介することもあります。これも当院の大切な役割と考えています。
どうしようもなくて困った場合は、抱え込まずにご相談いただけたらと思います。
しんどい時は、お先真っ暗という気持ちになるかもしれませんが、状況はいずれ変わります。環境であったり、自分の気持ちであったり、そういうものは絶えず変化しています。そう思うと少し気持ちが楽になりますよね。
休養、睡眠をとり、頑張り過ぎずいきましょう。
