沖縄の離島診療所から

渡嘉敷便り16 琉球バライチゴ

渡嘉敷島の道路を走っていると、白くて薄い花びらの大きめの花を見かけるようになりました。それから2週間、つやつやとした赤紫の実をつけるようになりました。
「リュウキュウバライチゴ」です。みずみずしくてほんのり甘酸っぱくて、とても美味しいのです。たくさん採れたらジャムにします。
もう少ししたら、桑の実が採れるようになります。桑は葉もお茶になります。

離島診療所の勤務では、夜間、土日も救急患者さんの発生に備えて島に待機しています。
島外にでるのは2か月に1回ほどです。島に来た当初は、休みの日にショッピングセンターに行くことも公園や遊園地に行くこともできず、何をして時間を潰したらいいのかと途方にくれました(笑)。最近は、うちでだらだらしたり、海を眺めたり、畑をしたり、野草を採取したりしていると一日が過ぎていきます。
私は、がんばり過ぎず、かっこつけ過ぎず、ということを覚えたかなと思います。

この島にいるのもあと1か月となりました。その間に、クジラを見たいと思います。
写真撮れたらアップします。

リュウキュウバライチゴ