渡嘉敷島は、ムーチービーサー(ムーチーの日頃の最も寒い時期)が明けたようですが、全国的に暖かいようでいいですね。
うちには犬が2匹いるので、朝夕散歩をします。うちから川沿いを歩いて橋を渡って対岸の川沿いから帰ってくる20-30分間のコースを犬たちはタッタッタッと歩きます。犬たちの楽しそうな姿もいいですが、日々変わる木や草花、空、雲、川の魚を見るのも楽しみです。
私は散歩をすると体も気持ちもほぐれてすっきりします。適度にお腹が空き、食事も美味しく食べられます。溜まっていたいやな気持も体から蒸発していくようです。
先日受診された60歳代の男性の方は、左の腰がずっと痛く、レントゲンを撮っても異常はないといわれて困っていると言われました。その方の腰を診てみると、背骨の右脇の大きな筋肉が凝っており、それが腰痛の原因と思われました。知らない間に、腰の右側にばかり力が入っているのだと思います。そんな風に、多くのひとは体の左右差があったり、仕事や生活のくせが体についていたりして、それが痛みや不調を起こすことがあります。30年間事務の仕事をしてこられた女の方は、腰や肩の痛みがありますが、退職して10年以上経った今も左に比べて右の肩がかなり上がっています。高い机で右手で書きものをしていたかたちが残っているのです。私は、痛みをよくするために、歩くことをおすすめしました。
歩くというのは、人間の基本的な動作で、左右の足を交互に出して、左右の手を交互に振ります。こうすることで、体の左右のバランスを整えることができます。できるだけ体の力を抜いてリラックスして歩くのがいいと思います。
気や血の巡りがよくなり、腸も動き出します。
ご自身の体調や生活に合わせて、長い時間でなくてよいので、歩くことをおすすめします。買い物に行くとき、車を使わず歩いていくのもよいと思います。
