沖縄の離島診療所から

渡嘉敷便り12 島のクリスマス会

村の包括事業で“ゆいまーるカフェ”という、お年寄りと村の人々が交流する会が定期的に開かれています。12月23日は公民館でゆいまーるカフェのクリスマス忘年会が開かれました。

私も子供たちと一緒に参加させてもらいました。ゴルフやフライングディスクなどのゲームやビンゴをしてわいわいと楽しみました。最後は三味線の演奏を聴き、カチャーシーで締めくくられました。お年寄りの中には、診療所でみるよりずっと元気でカチャーシーまで踊っておられて、驚かされた方もいます。
カチャーシーとは、沖縄民謡に合わせて、両手を頭の上に上げて、手首を回しながら左右に振る踊りです。「カチャーシー」というのは「かきまぜる」という意味を持ち、「歌や踊りに島人の喜怒哀楽を<かきまぜて>即興の歌舞に打ち興ずるところに由来する」(沖縄大百科事典)ともいわれます。三味線が始まると、誰からともなくカチャーシーを踊りだし、最後はみんながしています。優雅な手の動きと、楽しさ喜びを感じるカチャーシー、私も大好きです。

沖縄三味線は、三味線と歌がセットです。私も三味線を弾けるようになりたいと思い、島の師範の方が開催してくださる全10回の三味線講座に参加し始めました。
夢は砂浜で三味線を弾くことです(笑)。