「中医学について②」からのつづき
中医学の三本柱は、「整体観」、「弁証論治」、「未病先防」です。
整体観(せいたいかん)
人体自身および人体と外界環境との統一性を整体観念といいます。
人体は様々物質や機能が複雑に組み合わさりながら、有機的に統一された総合体であり(人体内部の統一性)。人体と自然環境は対立しながら統一されたものである(人体と自然環境の統一性)。
未病先防(みびょうせんぼう)
未病とは、検査に異常がなくても自覚症状がある状態と、検査に異常があっても自覚症状がない状態をいいます。まだ病気が発病していない状態といえます。
先防は、発病する前に予防をすることです。

血液検査の数値に異常はなく病名はつかないけれど、自覚症状で困っているという方の未病を探って手当することが、病気を予防することにも繋がるということです。
