内科 沖縄の離島診療所から 足腰・肩の痛み

渡嘉敷便り3 元気の秘訣

渡嘉敷島は、朝晩は冷房なしで過ごせるようになりました。海水浴をしても、海からあがると寒いっと感じます。毎週末楽しみにしている海水浴もあと何回できるでしょうか。

渡嘉敷診療所には、元気な80-90代の方々が通院しておられます。
通院はしておられるので、高血圧、腰痛、心臓の手術のあと、などの病気はありますが、自分で歩いて、ご飯を食べて、お話しをして、気持ちが前を向いておられる方々です。
竹治さんは92歳、いつもニコニコしておられます。奥さんは90歳、認知症がありますが竹治さんの介護のもとお二人で暮らしておられます。
竹治さんは、毎日畑にでかけます。そして、夕方に奥さんを軽トラックの助手席に乗せて島をドライブします。そうすることで奥さんが落ち着いて夜もよく眠れるのだそうです。お二人を乗せてゆっくり走る軽トラックを見るとほっこりします。

長く生きて健康を保つということはすごいことだと思います。食事、運動、気持ちの持ち様、自分との調和などの積み重ねの結果だと思います。

そう考えると健康に対して医療のできることはほんの少しだと思うのですが、元気の秘訣を研究して、患者さんにお伝えしていけたらと思っています。

一株食べると一日長生きするといわれる長命草(ちょうめいそう)
葉を食べるが、花が咲いておりかわいらしい。